2016.03.31 Thursday
PALAKA
春ねー。
カヲルです。
本日紹介。
題名にもある、
「パラカ」
ですが。
まず、これの説明をちょいとしてみたいと思います。
ただのチェック柄の生地じゃないんだぞってところを。
この生地は、1920年代に日系移民の中で流行った生地。
クラシックスのすぐそばの山下公園なんかの港から、
新天地での生活を夢見てハワイに渡った日本人。。。。
今はその2世、3世の人たちがハワイにいるのは有名ですよね。
今でもパラカの生地は現地でも定番の生地だそう。
なんでこんなチェックの模様なのかって所ですが。
元々はアメリカ軍や、イギリス軍の兵隊が
ハワイに来た時に着ていた
チェック柄の作業着の事をパラカと呼んでいたそう。
で、
この名前だけが残り、
生地の名前として残ったそうです。
そんで、
この柄をちょいと知っている人の中で、
何故にパラカが日系移民のイメージがあるのか・・・・
実は、この柄。
和服でよく用いられる碁盤縞っていう柄に似ているのです。
古い時代の日本刀の刀装具のハバキという部分(刀のつば元の部分の金具)にも
この碁盤縞が彫られている物もあるんですが。
それだけ古い時代からある模様に似ていたという理由から、
日系の移民によく好まれて、
元々の使い方としての作業着や、
浴衣として着られていたそうです。
ハワイの古い写真でも、
こんな感じだったり、
こんな感じで、
ちゃんと残っているんです。
そして、この当時のパラカを復刻したモデル。
UNION SUPLLY
このブランド。
当時、アメリカ軍への納入もしていたブランド。
の、
そう。
これが今回入荷の2タイプ。
まずは、
パラカのプルオーバーシャツ。
このシャツ。
プルオーバーってだけでも
なんとなく特別感はありますが。
スタンドカラーのモデル。
立ち襟です。
首元スッキリなので、
ジージャンや、カバーオールと合わせても良し。
袖口部分もマチ仕様。
ボタンは白蝶貝。
この辺は、いかにもハワイアン的。
プルオーバーのエンド部分は
こんな感じ。
この簡素な作りこそが、
ユニオンサプライの良さ。
まー、古い物って
作りがおおざっぱ、かつ
シンプルで。
いかにも道具って感じするのが良いところ。
サイドの裾部分は、マチ仕様。
さっきの袖の部分のマチも同じく
ボディーと同じ生地。
ポケットは胸に2つ。
左胸はペンポケットと、ウォッチポケット。
んで、
右胸は、普通のポケット。
通常、何か入れるならこっちのポケットを使う感じになりそうね。
と、以上がまずひとつめ。
んで、ふたつめ。
前開きタイプ。
形は簡単に言えば、
要するにジージャンタイプ。
細かい特徴は、
ポケットは左胸のみ。
これは普通のタイプのポケット付いてます。
ボタンは、
さっきのプルオーバーと同じく、
白蝶貝。
写真載せていなかったけども、
これが生地のアップです。
ただの縞模様の水色のシャツって感じでもなく、
生地も厚手、
この青はインディゴ。
背中部分。
こんな感じで、ちょっとこじゃれたヨーク。
実際には、どんな理由でこの形になっているのか知りませんけども、
狙ってやってても、そうでなくても、
こりゃ良い。
ってな感じで。
実際に写真で見た感じだと、
生地も薄めな感じします。
が、
実際のビンテージの仕様と同じく、
生地はちょいと厚め。
シャツ以上、ジャケット未満的な厚さ。
事実、
パイナップルの栽培など、
引っかかって破けてしまう生地だったり、
作業着なわけですから、やはり丈夫じゃないとダメなわけですからね。
この辺も、シャツの厚みじゃないってところもリアルで
生生しい感じがします。
プルオーバーのシャツが ¥14800+tax
ジージャンの形のが ¥17800+tax
ハワイアンといえば、
もちろんハワイアンシャツですが、
ハワイアンにも、ワークがありますよー!
って証明です。
夏前に、
是非!!